JMT (ジャパンメディカルトレーナーズ/山本接骨院)

世田谷区祖師谷で接骨院を開業しているサーファー院長先生の日記
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山本接骨院
世田谷区祖師谷2-4-8-103
03-3483-3933
【受付時間】
平日AM9:00〜12:00
  PM2:00〜8:00
土曜AM9:00〜12:00
日曜、祝祭日 休診


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おめでとうございます♪


      

      波乗り友達のH美ちゃんがカッコイイ彼氏とゴールイン♪


      23日、二人を祝福する為、祖師谷お歴々の重鎮達が勢揃い♪


      ウルトラマン商店街にある高級地下秘密基地居酒屋では


      熱いwedding partyが開催され二人は目出たく夫婦になりました。


      
         お約束のシャカ♪ おめでとうございます。
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           特徴とらえてんな〜芸術だぉ♪
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         お友達の作った手作りケーキ!最高です!!
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        お祝いの挨拶でみんなを感動させた先輩と女性陣♪
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       高級秘密基地地下室居酒屋のイケメンマスターも


       白いネクタイの正装で登場〜♪ さすがマスター、


       料理の仕込みもネタの仕込みも外しませんね!!


       ちょっと興奮気味で顔が田中邦衛風に捻れてますが、


       終止アゲアゲテンション全開で会場を仕切られておられました!


       マスターどうもありがとう御座いました〜ペコリ)


          
          20110423202040.jpg



       H美ちゃん、Tさん、楽しい宴にお呼び頂きありがとう御座いました。


       久し振りに楽しくお酒を飲む事ができました!


       また、海でお会いしましょう。




       mahalo





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コピペ被災地NEWS

福島第1原発 苦渋の90人放置 南西4キロの双葉病院

毎日新聞 4月26日(火)2時35分配信

福島第1原発 苦渋の90人放置 南西4キロの双葉病院
拡大写真
父久吾さんの遺影を手に、「なぜ父の遺体が病院に放置されたのか、真相を知りたい」と話す佐藤和彦さん(左)と家族=東京都江戸川区で2011年4月23日、茶谷亮撮影
 東京電力福島第1原発の南西約4キロにある双葉病院(福島県大熊町)の患者らが、原発事故を受けた避難中や避難後に死亡した問題で、死者は患者ら約440人中約45人に上る見通しであることが分かった。県は病院に一時90人が放置された点などを調査しているが、災害で医療機関や施設の患者ら全員の緊急避難が困難になる事態は国も想定しておらず、今後も同様の問題が起きる恐れがある。避難の経緯で何があったのか。【藤田剛、茶谷亮、蓬田正志】

【東日本大震災 図説集】各地の被災状況がわかる

 ◇バスで6時間

 県などによると、同病院には東日本大震災発生当時、約340人の入院患者がおり、近くにある系列の介護老人保健施設にも約100人の入所者がいた。津波などの被害はなかったが、電気や水道は使えなくなった。

 震災翌日の3月12日、原発の10キロ圏内に避難指示が出された。病院と施設の自力歩行できる患者ら209人と多くの職員が避難したが、寝たきりの患者らはできない。鈴木市郎院長によると同日、県へ救助を要請した。

 14日早朝。被ばくの有無を調べるスクリーニング検査の会場となっている福島県南相馬市の保健福祉事務所に官邸からファクスが届いた。「要救助者リスト」の中に双葉病院の名があった。

 ほどなく、陸上自衛隊が救出した同病院の患者ら約130人がバスで到着。大半が寝たきりや認知症の高齢者で、具合も悪そうだった。同行の病院職員はおらずカルテもない。副所長の笹原賢司医師(45)は不安を覚えつつスクリーニングをした。午後2時、患者らはバスでいわき市の避難所に向かった。

 いわき市までの直線距離は約70キロだが、バスは途中にある原発を避けて大きく迂回(うかい)。いわき光洋高校に着いたのは約6時間後で、田代公啓校長はがくぜんとした。車中で2人が死亡し、他の患者の多くも点滴を外して失禁していた。同校に医療設備はなく、患者の名も分からなかった。

 体育館にシートや畳を敷き、校内の机を担架にして2時間がかりで患者を運び込んだ。同校に応援に来ていた看護師はカーテンを裁断してオムツにした。15日未明、2人が息絶えた。「助けてください」。校長は地元FMで支援を求めた。

 ◇3日間絶食

 鈴木院長によると、そのころ病院には患者ら約90人と院長ら病院職員4人、警察官、自衛官が残っていた。原発事故は深刻化し、陸自も救出に来ない。自衛官は原発の爆発後、「戻らなければいけない」と病院を離れたという。15日午前1時ごろには警察官から「逃げるしかない」と言われ、患者を残して隣の川内村に避難。同6時にも爆発音があり、警察官から「戻るのはあきらめた方がいい」と諭されたという。県警幹部の一人は「最初の救出の後、自衛隊がまた来るという話があったので待っていたが、来なかった(から退避した)と聞いている」と話した。

 一方、原発近くのオフサイトセンターでは陸自の幹部が焦っていた。救出担当部隊から「双葉病院にはまだお年寄りがいる」と連絡があったのに、行政の職員は「県警から避難は完了したと聞いている」の一点張りだったからだ。15日午前に病院に行くと、院内各所に寝たきりの患者がおり、異臭に包まれていた。幹部は「少なくとも患者一人一人の名前が分かり、カルテがあれば、もっと救える命があったはず」と話す。

 陸自に救出された約90人は同県伊達市や福島市の避難所に向かったが、その前後に計10人が死亡。福島赤十字病院によると、患者は3日間何も食べられずに脱水症状を起こしていた。

 ◇冷え切る体

 いわき光洋高校の患者らはその後、会津地方の病院などを目指した。うち21人が乗ったバスは15日に県立会津総合病院に到着。多くの人の体は冷え切っており、看護師の一人は「危ない人がいる」と叫んだ。同日夜以降、死亡する人が相次ぎ、4月11日までに計6人が亡くなった。

 4人を受け入れた会津若松市内の老健施設でも、当初は看護師が「ばっちゃん、生きてっか」と呼びかけても反応がないほど衰弱していた。1カ月ほどして双葉病院の職員が訪れ、「見捨てたわけではない。連れて行けなかったんです」と原発事故の混乱を口にした。患者の一人は「では、なぜ今まで迎えに来なかった」と怒った。

 ◇みとられず

 4月6日、県警は双葉病院で患者4人の遺体を発見した。遺族の佐藤和彦さん(47)=富岡町=は福島署川俣分庁舎の駐車場で父久吾さん(87)の遺体と対面し、「誰にもみとられずに死んでいったのか」と涙が出た。

 父の行方を捜して避難先の東京から連日、避難所などを訪ねていた。署で会った鈴木院長が差し出した死亡診断書は「3月14日午前5時12分死亡、死因は肺がん」。「本当にがんだけが理由か。なぜ、院内に放置したのか」と尋ねたが、「すいません」と言うだけで詳しい説明はなかった。大半の職員が避難した後、父はどんな状況で死んだのか。佐藤さんは「真実が知りたい」と訴える。関係者によると、死者はこのほかにも相次ぎ、計約45人に上るという。

 ◇対策の想定外

 国は新潟県中越地震などで高齢者らの逃げ遅れが相次いだことを受け05年、自力で避難できない高齢者ら「災害時要援護者」の避難支援ガイドラインを策定、市町村に要援護者のリストアップや避難支援計画の作成を求めた。大熊町は09年4月に同計画を作った。

 だが、想定しているのは在宅の高齢者や障害者。病院や福祉施設の患者・入所者が一斉に施設外への避難を強いられたケースは異例で、「入院患者や入所者は施設で対応してもらうのが基本」(内閣府)だった。大熊町の担当者も「病院側と連絡が取れず、県や自衛隊とも情報共有できなかった。入院患者は想定外だった」と話す。

 双葉病院の鈴木市郎院長は3月17、21日の取材に「原発の爆発があり、病院に戻れなかった。患者を放置したわけではない」と話した。その後は病院関係者を通じ「内部で調査が終わってから話したい」としている。


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【被災地の医療は】東日本大震災:「薬は残り3日分」…いわきの病院 

最終更新:4月26日(火)9時26分

毎日新聞

 
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今夜は宴! HAPPY wedding〜♪
 
 
巷では最後の追い込み戦を繰り広げる与野党・・・
 
 
震災で暗いムードの東日本でも、ささやかに愛を育んだ二人のceremony♪
 
 
久方振りに明るいNewSで嬉しいブログアップ♪
 
 
詳細は後程・・・
 
 
 
 
 
 
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コピペNEWS

武田邦彦 (中部大学)

原発 緊急情報(53) 海と魚


福島原発の事故レベルが7になり、多くの人がビックリされていますが、3月中旬に起こった最初の2回の水素爆発で、
1時間1万テラベクレルの放射性物質がでていましたので、実は3月中旬の時期でレベルは7だったのです。

でも、その頃にはまだ政府は「健康に影響はない」などと言っていたので、レベル7にしませんでした。民主主義の世の中なのに、
政府は情報操作をしたのです。

まったく、国民不在の事故対応で、その結果、浪江町をはじめとした近隣町村の人を中心として初期被曝をされたので、実に残念です.

また、国際的にも大きな不信感を買いました。それに加えて、福島原発がこれまでのチェルノブイリと違うのは、
「海に直接、放射性物質が放出された」ということす。これは日本の漁業への影響ばかりではなく、
「海」は「世界につながっている」という点で、さらに難しいことになっています。

・・・・・・・・

難しい事が起こりつつあります。

原子炉では、ウランから、ヨウ素、セシウム、ストロンチウム、バリウム、プルトニウムなどができるのですが、
最初には、飛びやすいヨウ素、セシウムがでます。

次に、ストロンチウム、プルトニウムなどやや飛びにくいものがでるのですが、今回は原発から直接、海に流れたので、
海には「ヨウ素、セシウム、ストロンチウム、それにプルトニウム」が流れたと考えられます.ところが、
最初の段階で放射性物質の測定間違いがあり、それを怒られたので、(むくれて?(理由不明ですが))
今では、ヨウ素とセシウムしか報告されていません.

・・・・・・・・・ちょっと解説・・・・・・

原子炉の中では、ウラン235(235という数字が意味がある)が、約90と約140の2つの元素に「分裂」します。
これを「核分裂」と言います.実に簡単で、単なる数字の足し算でわかります。つまり、約90+約140=約230で、
それに少しの中性子(3ヶ)がでて、約90+約140+約3=約235 という訳です.
だから、ヨウ素131、ストロンチウム90、セシウム137など、「放射性物質」というと、約90のものと、
約140のものが目立ちます。ウラン235が二つに分かれてできるものが、放射線を持っていなければ良いのですが、
残念ながら、それもまたすぐ分解して強い放射線を出すから、問題が起こります.これが「放射性物質の汚染」の実態です。

・・・・・・・・・・・

ということで、海には、「ヨウ素、セシウム、ストロンチウム、プルトニウム」がでます。チェルノブイリのように、
まずは空中とか土に落ちて、それが徐々に海に移動するというのではなく、福島原発では直接、海にでます。
今、魚からヨウ素とセシウムが検出されて、基準を超えていますが、もしかするとストロンチウムやプルトニウムも
基準を超えているかも知れません。さらに、福島の海岸は沖の黒潮と海岸の間に「南下する沿岸流」があり、
少なくとも銚子までいきます。そこで働いてきた漁業の方には大変、申し訳ないのですが、事実は次のように進むでしょう.

1) 海には、ヨウ素とセシウムの他に、ストロンチウム、プルトニウムも含んだ汚染水が流れた。

2) ストロンチウム、プルトニウムはまだ測定されていない。

3) 測定しているヨウ素、セシウムは基準値を上回っていた。

4) ごく一部の海や魚しか測定されていない。

5) だから、福島沖から茨城沖、千葉沖でとれる魚を食べることはできない。

6) 特に、海底に沈むセシウム、ストロンチウム、プルトニウムは魚ばかりではなく、貝、海藻にも取り込まれる.

7) 海外で日本製の魚を拒否しているのは、測定していないからで、理屈にあっている。

8) 放射性物質で被曝しないためには、「測っていないものは食べない」ということが大切だ。

9) 千葉から南の湘南まで海が汚染されるのは1ヶ月ぐらいかかると思うが、測っていないので、判らない。

10)福島から湘南までの海での釣り、サーフィンを含めて「測定されるまで」は気をつけた方が良いだろう。

11)現在は小魚、そのうち中型、さらに4ヶ月後から大型の魚に放射性物質が取り込まれる(大型の魚の放射能が増えるのは6ヶ月後).

12)ヨウ素が初期、セシウムも早くて肉に蓄積するが、ストロンチウムやプルトニウムは骨にたまるので、
     小魚のように「骨ごと食べる」ものはやめておいた方がよい。

13)北海道、四国沖、九州、日本海の魚はまだ大丈夫.もしこれらの地域が汚染され始めたら、このブログで報告します。

・・・・・・・・・

測定値がなければ食べることができないのは、放射性物質の汚染の鉄則ですから、「風評」ではありません。
お魚を買うときには、「どこでとれたか?」を聞くのが、まず第一。

もし外国産、北海道、四国沖、九州、日本海の場合は測定値がなくても食べられます.

その他の産地のばあい、「ヨウ素、セシウム、ストロンチウム、プロトニウムの測定値が表示されているか?」をチェックしてください。
まだ、測定されていないので、現在のところ、表示されたものはないはずです。

(平成23年4月13日 午前8時 執筆)



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悩・・・

こんな記事を見つけたのでコピペしました。


他人を巻き込まず、あくまで自己責任で判断しましょう。



今、サーフィンをするかどうか悩んでいる皆様へ

SFJよりサーファーのみなさまへ、 下記のことを注意事項とし、海へ入る時の判断の役に立ててください。 
※これは海へ入ることを推奨するものでも否定するものでもありません。

・地震が続いてる場所では海に入らない。
・被災地では落ち着くまでサーフィンをしない。 被災地の状況を考える。 
・モニタリングの放射線の値が大きいところには 近寄らない。近くにいても長時間いない。
・モニタリングの結果はあくまで外部ヒバク、内部ヒバクについて知識を持つ。
・内部被曝は時間がかかってから身体にあらわれる。自分でリスクマネジメントする。 
・放射能の影響は専門家でも意見がわかれるということを認識する。 
・信頼できる情報を入手する 。
・公的機関での放射能調査の結果が出て公表されるのを待つ。
・公的機関の値も絶対ではないので、身体を守るため値は厳しく見るようにする。
・調査の結果はリアルタイムではないので、絶対に安全はありえないと認識する。
・全ての汚染は放射能にかぎらず、海に繋がっていると考える。 
・雨が降ったあとは、陸からいろんなものが流れてくるので、できるだけ海に入ることを控える。 
・体調が悪いと感じるときは、海に入らない。 
・海に入って、何か変だと思ったらすぐに上が る。
・福島原発から、できるだけ離れたポイントで サーフィンする。
・全ての原発から放射能が温排水とともにでていて、同様の事故がおこる可能性があることを認識する。
・風向き、風予報をよく確認する。風下に入らないようにする。 
・放射能拡散シミュレーションを参考にする。 http://www.zamg.ac.at/aktuell/ 
・潮流の流れなどを考える。汚染は時間かけて流れてくる可能性がある。
・こどもは、大人より10倍敏感と言われているので、こどもはできるだけ入れない。 
・自分はサーフィンしても、他人にはすすめない。 
・自己責任と言っても、自分の行動は他人に影響があるということを考える。
・本当にサーフィン、海が好きだったら、今自分のするべき行動をしっかりと考えて行動する。
SurfriderFoundation











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コピペ親潮情報

親潮

親潮(緑)と黒潮(赤)(概略図)
日本列島近海の海流
1. 黒潮 2.黒潮続流 3.黒潮反流 4.対馬暖流 5.津軽暖流 6.宗谷暖流 7.親潮 8.リマン(Liman)寒流

親潮(おやしお、Oyashio Current)とは千島列島に沿って南下して日本の東まで達する海流である。北太平洋亜寒帯循環の西岸沿いに南下する部分を構成する。千島海流(ちしまかいりゅう、Kuril Current)とも呼ばれ、黒潮とならび日本近海を流れる代表的な海流である。この流れは日本列島の東岸で黒潮とぶつかり北太平洋海流(北太平洋ドリフト)となって東方へ向かう流れとなる。栄養塩に富んでおり、親潮という名は「魚類を育てる親となる潮」という意味でつけられた。また北海道東方や釧路沖、三陸沖などに存在する低温・低塩分で溶在酸素量が多く、栄養塩に富んだ水塊のことを親潮という場合もある。


カムチャツカ海流の一部がオホーツク海に入り、オホーツク海の更に低温・低塩分な海水と混合し、循環してウルップ海峡から再び太平洋に出て、千島列島沿いをそのまま南西に流れてきた東カムチャッカ海流と合流、親潮が生成される。形成後、親潮は千島列島の南方海域を列島に沿って南西に向かい、北海道の南東岸の沿海を洗ってさらに三陸沖に南下する。親潮は日本東方海域に達した後、黒潮と合流して大部分は北太平洋海流として東に向かう。
流路
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性質 [編集]

親潮はその名が示すとおり非常に栄養塩に富み、豊かな水産資源をもたらす。その栄養塩の濃度は黒潮の少なくとも5〜10倍と言われ(数十倍〜数百倍とも言われる)、春になると日射量の増加や温度躍層の発達に伴って植物プランクトンの大増殖が起こり、動物プランクトンや魚類の格好の繁殖場になる。そのため親潮は緑や茶色がかった色になる。

親潮は流れとしては弱く、流速は速いときでも 1ノット(約0.5m/s)を超える程度だが、深いところまで流れがあるため流量は大きく、最近の調査では黒潮に匹敵する流量になりうることも分かっている。本州東方海域では、親潮は舌状に南方に張り出して来ることが多く、このような舌状の冷水部を沿岸側から数えて、親潮の第1分枝(親潮接岸分枝)、第2分枝(親潮沿岸分枝)と呼ばれる。この親潮分枝の消長は漁業や沿岸の気候に大きな影響を与える。親潮の南側の端には親潮前線が形成され、この前線を境にして南北で海水温塩分が大きく異なる。

黒潮との潮目 [編集]

東北日本沖は親潮起源の海水が分布する海域に黒潮や黒潮起源の暖水塊が分布し、更に沿岸を津軽海峡から流出する津軽暖流も流れる複雑な海域であり、混合水域となっている。親潮は低温のため黒潮より密度が高く重いので、混合水域では黒潮の下に沈みこむ形になる。この時にできる潮目では黒潮とともに北上してきた多様な魚類が親潮の植物・動物プランクトンにより繁殖し、この海域は量・種類ともに豊富な好漁場となっている。

親潮の異常南下 [編集]

親潮は通常1月頃から本州東岸に沿って南下するようになり、4月頃最も南に張り出して宮城県沖付近まで達するが、時には茨城県沖付近まで達することがある。この現象を親潮の異常南下と呼ぶが、このような変化は、主に冬の季節風によって親潮の南下が促進されるために起こると考えられている。その後は次第に南下の度合いは弱くなり、11〜12月頃には釧路沖付近まで後退する。親潮系の冷水の南下は沿岸の環境に大きな影響を与えることがわかっており、魚群の分布の変化や不漁など、沿岸漁業への悪影響が生じる。また、この冷水が夏まで存在すると、東北地方の太平洋岸に冷夏をもたらす影響を与えている可能性が指摘されている。

影響 [編集]

気候にも親潮は大きな影響を与えている。北海道の東部や東北太平洋岸では夏にあまり気温が上がらずが発生することが多い。これは夏の暖かくて湿った空気(太平洋高気圧)が親潮によって冷却されるためである。

また、氷期海水準変動が低下した時にベーリング陸橋ができて、親潮へのベーリング海の影響が無くなったため、東アジアでは寒冷化の影響をあまり受けなかったという説がある。これは現在の東アジアが同緯度のヨーロッパ地域より寒冷な環境であるにもかかわらず、氷期にほとんど氷河が形成されなかったことの原因の一つとされ、東アジアでは鮮新世以来の植物の種が96%生息しているのに対し、ヨーロッパでは27%しか残っていないことを根拠としている。しかし、全く寒冷化の影響を受けなかったわけではなく、季節性や降水量の問題も関わってくるため異論もあるようだ。


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